ファンダメンタルズ分析って何やるの?
■はじめの一歩
まず、日経新聞を毎日読んで、分からないことを調べます(笑)
てのは半分ジョーダンで、半分ホント。
政治・経済ニュースの基本は、やはり日経新聞紙版。
というのも、ネットニュースは興味がないと読まないからね。
朝、読まなくてもいいから、空いた時間に紙を広げてみてくださ~い。
■経済指標
経済指標は、各国の経済に関連する様々な統計情報です。
しかし、経済指標を全てチェックするというのは無理です。
そんな暇があったら、もう少し有意義なことに使いましょう!
お肌のケアとか、秋冬の流行りのチェックとか・・・
なので今回と次回は、FXへの影響力が強い有名な指標をいくつか紹介します。
■米FOMC政策金利
チョー重要!
政策金利とは、中央銀行が一般の金融機関にお金を貸し出す際の金利のことです。
FOMCという委員会が年に8回、6週間ごとに発表します。
政策金利は通常はあまり変わる事がないんだけど
逆に、金利が変わると発表されたときは、そりゃ大騒ぎ。
FX関連のSNSやサイトがお祭り状態になります。
■金利が上下するとどうなるの?
「金利が上がれば通貨は上昇し、下がれば下降トレンドになりやすい」
といわれています。
というのも、こんな感じで世界が回るからなので~す。
まず、ドル金利が上がった場合
銀行員A 「金利が高いから、中央銀行からお金借りる量を少なくしましょう。」
銀行員B 「でも中央銀行からお金借りれないと、資金回らないよ~」
銀行員A 「残念だけど、民間企業の皆さんの融資を減らしましょう。」
社長C 「銀行が貸し渋りしてるんだよ~どうしようか、専務」
専務D 「残念ですが、しばらくは我慢ですな。社長」
社長C 「う~ん、どこもそうらしいなぁ。景気も悪くなる一方だ・・・」
トレーダー「景気悪いけど金利が高いから、ドル買いだね」
という事で、ドルの価値が上昇します。
逆に金利が下がると
銀行員A 「金利が低いから、中央銀行からじゃんじゃんお金を借りましょう。」
銀行員B 「いけいけ~」
銀行員A 「そして民間企業の皆さんにガンガン融資しましょう。」
銀行員B 「社長~金利下げますんで、借りてくださいよ~」
社長C 「というわけで銀行が借りてくれって頭下げられちゃって」
専務D 「今まで我慢してた分、取り返しましょう!!」
社長C 「おいみんな!売上げに繋がることならドンドン金出すぞ!」
工場長E 「あの機械を最新型に変えるぞ!」
部長F 「テレビCM、やりましょう!やりましょう!」
トレーダー「企業も投資して、景気がよくなってきたね」
トレーダー「でも物価高くなったし、金利も低いから、ドル売りだなぁ」
という事で、ドルの価値が下落します。
こんな感じで、金利の変動は通貨の価値に影響しやすいといえます!
米国雇用統計
米国の雇用情勢を調べた景気関連の経済指標の事です。個人の所得や消費に関係するので、景気に大きな影響を与えます。
雇用統計は毎月第一金曜日の21:30または22:30に前月分の数値が発表されます。
FXトレーダーにとっては、月に一度のお祭りだという人もいます。
この統計の中でも「非農業部門就業者数」と「失業率」の2項目が特に注目されています。
【失業率】
労働者の自己申告で集計する、労働者数と失業者の数値を表す指標です。
【非農業部門雇用者数】
事業所ごとにヒアリングすることで、非農業部門企業の就業者数を集計します。
労働者が多ければ、
【米ADP社が発表する雇用統計】
雇用統計が発表される2日前、民間企業のADP社が雇用統計の予想を発表します。
この予想はある程度信頼されているので、為替の値動きにも影響されます。
なので、ADP社の事前予想と政府の発表を両方とも確認すると
より高い精度の分析ができるってわけ。
後半へ続く・・・